転職したいけど新天地での人間関係は大丈夫?

誰しも、同じ企業でしばらく働いていると、「今の会社じゃできないことをしたい!」、「次のステップに進みたい!」と感じ、実行に移すかどうかは別にして、転職を意識するときが来ると思います。そんなときは、仕事に対するモチベーションも高く、「やってやるぞ!」と気分も高揚しています。しかし、一度立ち止まって考えてみましょう。転職したら、周りの人や雰囲気、ルール、すべてが一変してしまいます。前を向くことは大切ですが、しっかりと新しい環境に馴染むための努力をするようにしましょう。

転職というのは、転校みたいなものだと思います。何も知らないまま、新しい環境に飛び込むのは、とても勇気がいります。今までの職場とは違うことだらけで、最初は戸惑ってしまうかもしれません。仕事も、前の職場とは違うことを要求されたり、周りに追いつけなくて迷惑をかけてしまったり、悔しくて、焦る気持ちもあるでしょう。その上、年下の社員に怒られたり、笑われたりしたら、結構ツラい部分がありますよね。やはり人間関係は大切です。

すぐに職場に馴染んで、のびのびと仕事をするためには、どんなことを意識すればいいのでしょうか?  当然のことですが、明るく振舞うのは必須です。積極的にコミュニケーションを取ろうとしている人に、悪い印象は持たないでしょう。また、ある程度の自信を持つことも大切です。「傲慢になれ」と言っているわけではありません。胸を張って、堂々と振舞うのです。怒られて反省することは必要ですが、自分を卑下する必要はありません。「自分はここの社員なんだ!」と気持ちを強く持ち、毅然とした態度で仕事に臨みましょう。そして、前の職場と比べないこと、これが最も大事だと思います。「前はこうだったのに…」といった感情は不満を生むだけです。郷に入っては郷に従えという諺がありますが、転職でも同じことが言えます。昔の職場とは、はっきり区別し、新天地のルールや習慣に慣れましょう。

ここまで、転職先での人間関係のことについて考えてきましたが、転職する前から、人間関係のことで悩みすぎても良いことはありません。気を楽にしましょう。どこの職場に行っても、最初から優しくしてくれる人もいれば、合わない人もいます。今いる会社に入ったときはどうでしたか? はじめはキツく当たってくる人でも、頑張っている姿を見れば、いつか理解してくれるはずです。

転職先でもどこでも、人間関係は難しいですよね。しかし、人は他者との関係無しには生きていけません。早く自分の居場所を見つけられるように、努力していきましょう。